<目次>
第1章 穀物価格の高騰とバイオ燃料ブーム
第2章 バイオエタノールとバイオディーゼル
第3章 大量消費されるエネルギー
第4章 席巻する多国籍企業
第5章 加速する第二世代バイオ燃料
第6章 表面的な日本のバイオ燃料ブーム
第7章 バイオ燃料は環境にやさしいのか
第8章 北のバイオ燃料が南の食料を奪う
第9章 遺伝子組み換え技術による作物・微生物・樹木の開発
第10章 小規模な自然エネルギーを基調とした社会をつくる
あとがき
<書評から>
地球温暖化を防止するという触れ込みで注目を集める「バイオ燃料」が世界に重大な影響を及ぼしている。食品価格と飼料価格の高騰である。(中略)本書では、バイオ燃料の基礎知史記から、温暖化防止効果への疑問まで、わかりやすく解説されている。そして、ブームの影には米国食料・エネルギー政策など思惑が色濃いと指摘する。(『月刊ガバナンス』07年11月号より)。
トウモロコシやサトウキビなどからできるバイオ燃料。石油とちがって枯渇せず、原料作物の栽培時に二酸化炭素を吸収するため、地球温暖化対策の切り札とされる。/だが本書によると、化石燃料を代替する量産は困難だ。原料作物の需要増で、熱帯雨林が開拓され、穀物は品薄になり価格が急騰。 「途上国の食料を先進国の自動車燃料が奪う」事態が起きている。遺伝子組み換え作物による生態系破壊も含め、バイオ燃料が抱える矛盾を豊富な資料でわかりやすく解説した一冊。(『共同通信』配信記事07年11月より)
そこでの根源的な問いかけは、「バイオ燃料は環境にやさしいのか」(第7章)であり、見せかけの実体が暴露される。環境にやさしいどころか、深刻な事態が「北のバイオ燃料が南の食料を奪う」(第8章)、「遺伝子組み換え技術による作物・微生物・樹木の開発」(第9章)において警告されている。そして最終章では「小規模な自然エネルギーを基調とした社会をつくる」として、著者なりの展望と期待が示されている。 日本では、”ブームに乗り遅れるな”といったバイオ燃料をめぐる浮ついた政策が進行しているが、実情と背景について明解かつ辛口に批判的検証を試みた本書の提起は傾聴に値する。食とエネルギーの未来を考えるための必読の一冊である。(『土と健康』(08年1・2月合併号より)
『月刊ガバナンス』(07年11月号)、『食べもの文化』(07年12月号)、『農業共済新聞』(07年11月2週号)、『ふぇみん』(07年10月25日号)、『遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンニュースNews
Letter』106号(07年11月1日)、『いのちの講座』第48号(07年10月25日)、『共同通信』配信記事(07年11月)、『北国新聞』、『富山新聞』(07年11月11日)、『岩手日報』、
『河北新報』、 『新潟日報』、 『京都新聞』、 『中国新聞』、 『徳島新聞』、
『愛媛新聞』、 『熊本日日新聞』(0711月18日)、『東京新聞』(07年11月5日)、『日刊ゲンダイ』(07年11月22日)、『環境ビジネス』(08年1月号)、『日本農業新聞』(07年11月26日)、『クーヨン』(08年1月号)、『しんぶん赤旗』(07年12月9日号)、『田舎暮らしの本』(08年2月号)、『こんげつの栞』(08年2月号)、『土と健康』(08年1・2月合併号)、『食べもの通信』(08年3月号)、『バイオテクニシャン』(08年春号)、『農業と経済』(08年4月号)で紹介されました。
三省堂書店農水省売店<07年11月20日〜07年12月19日農林水産関連ベストテン>で10位に、JAビル・農業書センター<10月のベストセラー>で6位になりました。
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