自分らしい住まいを建築家とつくる

原 真(共同通信編集委員)著
四六判/184ページ/本体1700円+税
2005年3月/ISBN 978-4861870019

建築家と家づくりをする人が増えている。住宅メーカーや工務店とはどう違うのか。どんな素敵な家ができるのか。各地地方紙で話題を呼んだ人気連載がまとまった。巻末に信頼できる建築家などのリスト付き。

目次

はじめに

第Ⅰ部 自分らしく
 六坪でも広々/屋根がリビング/居間にスポーツカー
 中心はキッチン/バスルームに凝る/新しい和風
 自然な素材/屋根に草花/地産地消
 古民家を再生/体が動かなくなっても/家族がふれあう間取り

第Ⅱ部 選択肢はいろいろ
 出会いの場を提供/運動としての住まいづくり/工務店はずし、分離発注
 一〇〇〇万円台で豊かな空間/施主と建築家の“仲人”/第三者が支援
 インテリアショップで注文/増える箱の家/お洒落な建て売り
 リフォームを建築家に依頼/共同で建てるコープ住宅/デザイナーズマンションが流行
 アパートもデザイナーズ/生まれ変わる中古マンション/メーカーが建築家と提携
 設計に力を入れる工務店

第Ⅲ部  建築家との上手な付き合い方
 設計ミスで欠陥住宅/建築家は施主の代理人/施主が注意するべきこと

おわりに

読書ガイドを兼ねた参考文献
本書に登場した建築家などの連絡先一覧

書評

書評オープン


 自分にぴったりの個性的な家がほしい──。依頼先はどう探す? 費用は?
「建築家の家」を手に入れるイロハを、豊富な実例をもとに指南する。
狭小住宅、キッチンやバスルームが中心の間取り、自然素材の利用など、いまの傾向を切り口に、さまざまな住まいと建主に取材。建築家に頼んだ理由や完成までの流れ、暮らしてみた感想のほか、設計、施工する側の考え方も紹介する。
建築家といっても賃貸から分譲マンション、ハウスメーカーの家まで、手がける形態は広く、施主とのお見合いシステムやネット上のコンペなど、身近になったことを実感させる。
中立的な立場でトラブル例も取りあげて、「施主も責任の自覚を」とくぎを刺す。家づくりの参考書や建築家の連絡先一覧も付いている。

『朝日新聞』(2005年4月6日より)


建築家とつくる家の本出版
 人気を集める建築家との住まいづくりだが、戸惑う施主も多い。建築家に設計・監理を依頼するとどんな家ができるのか、誰にどう頼めばよいのか。そんな疑問にこたえる本「自分らしい住まいを建築家とつくる」(原真著)が出版された。コモンズ刊、1785円。施主の生き方を体現した個性的な注文住宅、おしゃれな建て売り、自然素材を使ったマンションのリフォーム、新感覚の賃貸アパートなど多様な約40戸を紹介する。 施主と建築家の仲人となる「住宅プロデューサー」や、インターネット上の設計コンペ、トラブルの実例と回避方法も収めた。写真と間取り図付き。

共同通信配信(2005年3月9日より)


『河北新報』、『下野新聞』、『京都新聞』(05年3月16日)、『福島民報』(05年3月17日)に掲載、『週刊現代』(05年04月2日号)、『毎日新聞』(05年3月27日)、『ガバナンス』(05年04月号)、『日経アーキテクチュア』(05年4月4日号)、『プレス民主』(122号、05年4月15日)、『田舎暮らしの本』(05年6月号)、『ソトコト』(05年6月号)、『Memo男の部屋』(2005年7月号)でも紹介されました。