しのびよる電磁波汚染[4刷]

植田武智 著
A5判/128ページ/本体1400円+税
2007年2月/ISBN 978-4861870323

11刷、約2万部のロングセラーの待望の続編。
家・携帯電話・電車・送電線・Suica……。
WHO(世界保健機関)も警鐘を鳴らす電磁波は
あなたの身の回りにますます増えている。

目次

はじめに

第1章 あなたの家は大丈夫?
 1 マンションの部屋中に原因不明の強い磁場
 2 古い団地の角部屋に磁場が充満/span>
 3 送電線・配電線の磁場も問題
 4 自宅の磁場の測り方

第2章 電磁波はどこが危険なのか
 1 電磁波って何?
 2 不十分な安全基準
 3 小児白血病やガンなどの発症率の増大
 4 電磁波と環境ホルモン
 5 電磁波カットのウソ・ホント

第3章 ますます増える新たな電磁波汚染
 1 国際ガイドライン値を超えるJR東日本のSuica
 2 鍋が90℃になるほど強い図書館の万引き防止ゲートの電磁波
 3 新東京タワー建設で電磁波汚染はどうなる?

第4章 リスキーな携帯電話
 1 長期間の使用で脳腫瘍が増加
 2 農村で使うと危険!?
 3 アレルギーが悪化
 4 携帯電話の電磁波で大脳皮質が興奮する
 5 電磁波被曝が労災認定された
 6 アメリカの集団訴訟で逆転勝訴の可能性

第5章 徹底検証・電車で携帯を使うとどうなる!?
 1 電車内に電磁波が充満?
 2 反射の影響で電磁波が2000倍に
 3 電車内ではスイッチを切ろう

第6章 携帯基地局はやっぱり危ない
 1 健康への影響は気のせいではなかった
 2 小型中継基地局が危ない
 3 中継基地局の場所、高さ、出力を公表せよ

第7章 WHOとイギリスの電磁波対策
 1 総論と各論で大きく違うWHOの対策案
 2 WHOの姿勢に疑惑あり
 3 市民参加で対策を協議するイギリス

第8章 電磁波の健康への影響を科学する
 1 電磁波の影響を受けやすい遺伝子がある
 2 研究費のスポンサーの違いで結果が変わる
 3 問題だらけの総務省の研究推進委員会
 4 市民と行政と専門家の相互不信を乗り越えるには

第9章 身近な電磁波の避け方
 1 携帯電話の上手な使い方
 2 とくに気をつける家電製品
 3 仕組みによって強さが異なる自動車と電車

あとがき

書評

書評オープン


私たちの生活空間に飛び交う「電気エネルギー」が、実は人の健康に大きな影響を与えていることを、本書は教えてくれる。送電線や家電製品、それに携帯電話などから出る電磁波。これを必要以上に浴びると白血病や脳腫瘍(しゅよう)、がんなどの発症率を高めてしまうという。特に、携帯電話を頻繁に長く使うと、脳腫瘍などの危険性が高まるとする研究結果もある。

『日本農業新聞』(2007年3月5日より)


『健康と良い友だち』(07年5月1日)、『食べもの通信』(07年6月号)、『月刊消費者』(07年7月号)、『図書新聞』(07年7月28日)で紹介されました。