暮らし目線のエネルギーシフト

キタハラ マドカ
四六判/192ページ/本体価格1600円+税
2013年11月/ISBN-13: 978-4-86187-108-5


都市でフツーに暮らしながら、無理なく再生可能エネルギーに
変えていくためのアイデアを紹介!


●エネルギーシフト(エネシフ)
=石油や原子力から太陽光・風力などにエネルギーをシフト(変える)すること

 

目次


まえがき
プロローグ


第1章 市民活動家デビュー
「原発の是非」を語るのはタブー!? ●大成功した上映会
チャーミングに活動する ●メディアリテラシーを磨く
異なる意見に耳を傾ける ●放射能から子どもを守る! と言わなかったワケ
「脱原発」ってシングルイシュー?
官邸前に行かずに「ママデモ」で全国ニュースに
「お母さん版エネルギー基本計画」をつくろう!


第2章 これだけは知りたいエネルギーの基礎
「エネルギー基本計画」って何?
現在の「エネルギー基本計画」に書かれていること
経済成長とGDPと電力需要の関係 ●人口ピラミッドが逆三角形になる時代
地球温暖化とCO2 47 ●化石燃料の採掘可能年数を考える 50
輸送に欠かせない石油 ●増えている民生部門のエネルギー消費量
電気に依存した生活 ●再生可能エネルギーのポテンシャル
再生可能エネルギーの固定価格買取制度 ●再生可能エネルギーを普及するために


第3章 お母さん版エネルギー基本計画
ワークショップの成果を小冊子にまとめる
新しい「エネルギー基本計画」ができるまで
政府が示した3つのシナリオ ●政府案は未来のビジョン、希望を描いているか?
現行案には女性の視点が反映されていない ●考え方の尺度を変える
「お母さん」は消費で世界を変えるトレンドリーダー!
自分の頭で考えるワーク ●主体である“わたし”がどうなっていきたいのか
できるだけ早期に原発ゼロを実現する
エネルギーは電気だけではないという認識
家庭でもプチ・デマンド・コントロール
情報はとことん公開、ITはますます発達
「シェア」するライフスタイル ●徹底的にローカルで生きられる社会
「窓を開けられる」社会 ●生活者の声を政策に反映させる
それでも玉虫色のままのエネルギー政策


第4章 今日から家庭でレッツ・エネシフ!
コンセントのこっち側を知ろう ●分電盤で電気を振り分ける
家庭の電気の単位を知ろう ●電気料金はどうやって決まるのか?
我が家のアンペアは自分で決めよう ●オフィスは15Aに
主婦は人間HEMSになれる! ●省エネは発電と同じ
省エネ家電への買い替えはラクでお得! ●本当に必要な明るさかを見極める
調理で電気をなるべく使わない ●熱のパワーをあなどらない
必要な家電製品は家庭によって異なる
身近な自然を感じて少しずつ電気を手放してみる


第5章 エレキガールの発電レシピ
頭を働かせたら、手もカラダも動かしたくなった ●エレキガールの誕生
自分で電気をつくるのに必要なもの ●オフィスで使うシステムを計算してみた
自宅マンションでの導入に切り替え ●数字に弱い主婦たちがエレキガールに変身
自宅のセルフ・プチ工事 ●太陽の光を最大限に利用するための健気な小ワザ
3週間で壊れた ●ミクロ発電所がたくさん集まれば自然エネルギー発電所に匹敵
「ねえ、お母さんの電気借りてもいい?」 ●自立、分散、回遊する電気


第6章 消費で意志を示す
小さな経済の舵を取る ●口座を引っ越す
環境に配慮した地域金融のサービス
地方自治体の再生可能エネルギー政策に注目する
個人向けグリーン電力証書「えねぱそ」を買う ●グリーン電力商品を購入する
再生可能エネルギーの市民ファンドへ出資する
身近な再生可能エネルギーを体験する ●政治が一番大事


おわりに――持続可能な組織づくりに向けて

 

著者プロフィール

キタハラ マドカ
1977年 山形市生まれ。
地域新聞の記者、エコ住宅雑誌の編集部を経て、自治体の環境政策や企業の省エネ技術などをテーマにフリーライターとして活動。
現 在 NPO法人森ノオト主宰、地域の主婦と一緒に市民参加型メディアの運営をしている。2013年度横浜市環境創造審議会専門委員の委嘱を受け、若い世代の声を行政に届けようと奮闘中。

 

書評

 

書評オープン

 東日本大震災をきっかけに、当たり前のように電力に頼った暮らしを見直して、エネルギーについて考えはじめたという人も少なくない。自給自足は難しくても、身の丈にあったところから一歩を踏み出したいとかんがえているなら、本書は大いに参考になる。NPO法人森ノオトを主宰する著者もまた2011年3月を境に、エネルギーシフトを目指して活動してきた。
主婦の生活の知恵から生まれるアイデアを活かし、都会で普通に暮らしながらも、家庭で簡単にできる節電方法を紹介している。チャーミングに楽しく活動するという言葉は印象的だ。専門的なエネルギーの話も、主婦目線で生活に沿って学べるので、敬遠していた人も、とまどうことなく読み進めることができるはず持続可能な未来をひらく鍵は、家庭を守る母にあり!

『ブッククラブ回ニュースレター』(2013年冬号書評)


「クーヨン」(14年2月号・表紙及び中面特集記事“のびのび家族”)、「ecomom(エコマム)」(14年秋号)、「朝日新聞」(神奈川版・13年12月17日)、「ふぇみん」(14年1月25日号)、「ガバナンス」(13年12月号)、「ブッククラブ回ニュースレター」(13年冬号)、「出版ニュース」(14年2月)、「パルシステムLib」(14年3月)、「生協・びいんず」(14年4月)、「生活クラブ生協・本の花束」(14年7月号)、「よつばつうしん」(14年7月号)などで紹介されました。