中国人は「反日」なのか――中国在住日本人が見た市井の人びと

松本忠之
四六判/152ページ/本体1200円+税
2014年6月/ISBN 978-4861871160

※第2916回 日本図書館協会選定図書

中国人は本当に「反日」なのか?
反日教育や反日メディアが存在するのか?
在住10年、現地法人の駐在員や通訳として働く著者が
多くの中国人を取材し、歴史教科書を熟読し、
自らの生活体験とあわせて、解き明かす

 

目次

第1章 反日感情
第2章 反日教育
第3章 反日世代
第4章 反日メディア

著者プロフィール

松本忠之(まつもと・ただゆき)

1979年 静岡市生まれ。
2002年 創価大学卒業(在学中に中国武漢大学へ1年留学)。
2004年 日系電器メーカーに入社。中国駐在員として10年間勤務。
現在   上海在住。

 

書評

 

書評オープン


日系企業の駐在員として10年前から中国で暮らす著者が、中国人との対話などを通し、中国人は反日なのか、日中関係に何が障壁になっているのかを考えた。著者は反日デモ最中に行われた「理性愛国 反対暴力」デモなどを紹介し、中国に反日感情はあっても反日思想はなく、多くの中国人は感情は理性で制御すべきと考えていると見る。教育、メディアなどについても具体的事例を通し検討する。

『公明新聞』(2014年6月30日)


「公明新聞」(14年6月30日)、「出版ニュース」(14年8月下旬号)などで紹介されました。