<日本有機農業学会20周年出版>有機農業大全――持続可能な農の技術と思想〔3刷〕

 

 

 

 

 

 

 

澤登早苗・小松崎将一〈編著〉、日本有機農業学会〈監修〉
本体3300円+税、A5判、332ページ、3刷
ISBN:978-4-86187-164-1 C3061

日本に有機農業推進法があることをご存知ですか? 有機農業は国が推進する農業なのです。本書は日本有機農業学会が総力を挙げてまとめた、有機農業の決定版!地球環境を守り、安全な食料を生産し、SDGsを実現し、地域を元気にする農業の全体像を詳述しました。意欲的生産者・研究者・農政関係者・普及指導員、そして新たに有機農業を志す人たちの必読書です。

目次

第Ⅰ部 持続可能な農業としての有機農業
第1章 有機農業とは何か <澤登早苗ほか>
第2章 日本と世界の有機農業 <藤田正雄、村本穣司ほか>
第3章 農の本質を抱きしめていく有機農業 <宇根豊>
第4章 人と人・土がつながり合う社会を目指して <エップ・レイモンド>
第5章 有機農業を支える持続可能な種子システムを考える <西川芳昭>
第6章 持続可能な農と食をつなぐ仕組み・流通 <桝潟俊子・高橋巌・酒井徹>
第7章 多様な農の担い手 <小口広太・靍理恵子>
第8章 有機農業と地域づくり <谷口吉光・尾島一史・大江正章・相川陽一>

 

第Ⅱ部 代替型有機農業から自然共生型農業へ
第1章 有機農業と環境保全 <小松崎将一・金子信博>

第2章 多様な植生と共生型管理へのアプローチ <嶺田拓也・岩石真嗣>
第3章 土壌生態系の管理 <金子信博>
第4章 植物共生菌による省資源型栽培 <成澤才彦>
第5章 作物圏共生微生物による病虫害防除 <池田成志>
第6章 生態系サービスを活用した減農薬・有機栽培での害虫管理 <大野和朗>
第7章 持続可能な農業のモデル <小松崎将一・嶺田拓也・金子信博・尾島一史>

 

第Ⅲ部 21世紀を担う有機農業の姿

浅見彰宏(福島県喜多方市)、関元弘(福島県二本松市)、戸松正行・礼菜(栃木県那須烏山市)、佃文夫(千葉県我孫子市)、井村辰二郎(石川県金沢市)、伊藤和徳(岐阜県白川町)、松平尚也・山本奈美(京都府京都市)、古野隆太郎(福岡県桂川町)

編著者プロフィール

澤登早苗(さわのぼり・さなえ)

1959年生まれ、恵泉女学園大学人間社会学部教授。専門は園芸学・食農教育論。前日本有機農業学会会長。主著『教育農場の四季』コモンズ。

小松﨑将一(こまつざき・まさかず)

1964年生まれ、博士(農学)。茨城大学教授、農学部附属国際フィールド農学センター長。日本有機農業学会副会長。専門は農業環境工学。日本農業工学会賞受賞。全国大学農場教育賞受賞。主著『持続的農業システム管理学』農林統計協会。

書評オープン


『ガバナンス』(2020年2月号)、『日本農業新聞』(2020年3月22日)、『農民』(2020年3月30日)、『協同組合研究誌 にじ』(2020年夏号)で紹介されました。