『ODAで沈んだ村
 −インドネシア・ダムに翻弄される人びと』

久保康之編著
03年/A5判(ブックレット)/800円


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 「毎日の食事もままならない」「村の娘たちが売春をするようになった」「ダ
ム建設が住民の利益になる、なんて話はウソだった」……。日本の企業によって
計画・建設され、日本の政府開発援助機関が調査費と建設費を供与・融資したイ
ンドネシアのコトパンジャン・ダム。
 「伝統的な社会で、過不足なく暮らしを営んできた村人にとって、援助は開発
の『果実』と無縁にしただけでなく、伝統的な生活が根底から破壊された。いわ
ば、援助の犠牲になった。村人の声は、自国政府とともに、そういう援助を実行
してきた『日本』をも問い返している」(本文より)

<目次>
■ 無責任援助に外務省はどう関与してきたか    諏訪勝
■ 住民とともに闘う支援者たち    アルメン・ムハマッド・ロニー・イスカンダル
■ 権利・回復を求めるインドネシアでの訴え    アデル・ユシルマン(現地弁護士)
■ 破壊されたミナンカバウの伝統と豊かな自然    久保康之
■ 奪われたわたしたちの豊かさ―住民の聞き取りから―
■ 変わらぬODA体質と裁判の意義    村井吉敬