ー有機農業研究年報vol.5
『有機農業法のビジョンと可能性』

日本有機農業学会編
2005年/A5判/288ページ/2800円+税

21世紀の農業として世界的に注目されている有機農業を日本で広げていくためにはどんな法制度がひつようなのかを、EUや自治体の先進的取り組みを紹介しつつ考察。環境を守り育てる農業技術についても最先端の研究成果を提示する。
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<目次>

刊行にあたって  中島 紀一   

T 有機農業の法制化を問う

第1章 有機農業法制論の転換を
―表示規制から農業ビジョン論へ―   中島 紀一   

第2章 日本の農業環境政策のあり方
EUとの比較をとおして―    蔦谷 栄一  

第3章 日本における有機農業政策と法制度のあり方   本城  昇   

第4章 有機農業推進政策導入の可否をめぐる経済学的考察     足立恭一郎  

5章 EUの農業環境政策と有機農業振興
―フランスにおける展開を中心に―    石井 圭一  

6章 滋賀県における環境こだわり農業の推進     富岡 昌雄  

7章 北海道におけるクリーン農業と有機農業の推進     八谷 和彦  

U 環境汚染・破壊と環境創造

第1章 アセチルコリン神経伝達系に作用する農薬の長期・低用量暴露による健康被害の実態と対策     の課題   青山 美子  

第2章 水田生態工学における有機農業の意味   水谷 正一  

第3章 生物の多様性と自然の循環機能を活用した環境創造型有機稲作  稲葉 光國 

第4章 農業政策に新しい政策スタイルを取り入れる
−環境支払いの思想を掘り下げながら−   宇根  豊 

V 有機農業を研究する

 合鴨水稲同時作における0日齢ヒナ放飼の可能性     岸田芳朗・島谷直幸 

 不耕起・ライ麦被覆処理による大型土壌動物群集の変化とそれに伴う土壌理化学性と畑作物収量の 改善                                 藤田正雄・伊澤加恵・藤山静雄 

 作付類型別にみた有機栽培土壌化学性の特徴―健全な土壌化学性をめざして―
                                     長谷川浩・古川勇一郎 

 生物多様性保全的農業の技術とそれを支える農家の意識に関する一考察
 ―福岡県糸島地域における環境稲作を事例に―      佐藤 剛史 

 有機農業経営論における提携活動分析の位置
 ―農業経営学視点からみた論点整理―           高橋 太一 

〈研究動向〉自然科学分野を中心に   澤登 早苗

日本有機農業学会の活動250

あとがき 


<書評から>
・・・広く21世紀の農業として、世界的に展開しつつある有機農業を日本において拡大・促進していくためにはどんな法制度が必要なのか。その問いに対し、本書の第一部では学会の英知を尽くして答えようとしている。
(『土と健康』06年7月号より)