おカネが変われば
   世界が変わる

田中優(未来バンク理事長)編著
1800+税/四六判 232ページ



大切なお金だから、環境保全や平和、暮らしのために使いたい
いま注目のNPOバンクの魅力、仕組み、つくり方、日本と欧米の現状を伝える


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<目次>

第1章 おカネの奴隷からの解放
1  NPOバンクとは何か
  1 おカネとつきあう
  2 もぐらたたきゲームは続かない
  3 金融と環境のかかわりを調べる
  4 NPOバンクの現状
2  NPOバンクの魅力〔田中 優〕 
  1 市民セクターに融資する
  2 リスクがあっても必要な融資は行う
  3 地域を元気にする
  4 融資で社会が変わる
  5 エコで健康な住宅を広げられる

第2章 Shall we Bank?
1  NPOバンクのつくり方〔田中 優〕
  1 組織形態と法的問題
  2 関係者が平等に利益を得られる仕組み
  3 運営に必要な知識
  4 運営者に求められる資質
2  NPOがお金を貸す〔田中 優〕
  1 融資審査をどう行うか
  2 リスクを減らす努力
  3 情報公開の意味
3  思いをつなげるNPOバンク――出し手と借り手の間にあるもの〔水谷衣里〕 
  1 応援団を可視化する
  2 金融のオルタナティブ・お金の地産地消・「レゾナンス」
  3 融資の仕組み
  4 社会に必要な活動を支えるために
 
第3章 日本のNPOバンク 
1  さまざまなNPOバンク 
  1 地域社会をよくする相互扶助金融――女性・市民信用組合設立準備会〔向田映子〕
  2 行政と市民活動の〈健全な〉なれあい――北海道NPOバンク〔杉岡直人〕 
  3 市民による市民のための金融システム――東京コミュニティパワーバンク〔坪井眞里〕 
2  生活の再建をめざして――生活サポート生活協同組合・東京〔横沢善夫〕 
  1 貸金業法の改正
  2 私たちの生活再生支援事業
  3 生活相談こそが必要とされている
  4 総量規制と多重債務者対策の推進――改正貸金業法の注目点
  5 NPOのための総合的な支援バンク――NPO夢バンク

第4章
1  ヨーロッパの社会的銀行〔向田映子〕 
2   イギリスのコミュニティ開発金融機関〔小関隆志〕 
3  「市場の失敗」の是正――米国とフランスの経験から〔前田拓生〕 

第5章 おカネが変われば世界は変わる 
1  金融が変わりはじめた〔土谷和之〕
2  NPOバンクの課題と全国NPOバンク連絡会〔加藤俊也〕 
  1 非営利・公益の金融事業のための法制度をもとめて
  2 NPOバンクに関係する法制度の問題点
3  市民社会を切り開くNPOバンクの可能性〔前田拓生〕 
4  NPOバンクがめざす未来〔田中 優〕 


<書評から>
加速度的に進んでゆく金融不安、食料危機、エネルギー危機、地球温暖化。「おカネ」→「いのち」の時代への価値転換は「待ったなし!」です。そのためにこの本は必読です。著者の田中優氏はこの本のなかで「私たちは、地方が疲れていくのは地域に資金が残らないからだと考えている。地方の人たちのほうが、収入に対して貯蓄金額に比率が高い。ところが、その資金はすべて金融機関によって集められ、たいていの場合は東京を使い道を決めてしまう」と述べています(中略)「成長の限界」と「持続可能な未来」を人類共通の課題として、一人ひとりが考えていくうえで、ぜひ読んでほしい一冊です。(『現代農業』(09年2月増刊)より)

タイトルをおカネが変われば世界が変わる」と付けましたが、今回の金融不安が起きたからではなく、まったくの偶然です。「NPOバンクって何?」と、よく質問されることが多いので、仕組みや作り方、日本と欧米の現状をまとめました。(中略)お金に使われる人生ではなく、お金を「コントロール」できるようになれば、私達はもっと幸せになれるはずです。今、日本全体に閉塞感が強くなっていますが、一方で、地域が活力を取り戻せるチャンスでもあると私は確信しています。(『サンデー毎日』(09年1月18日号より))


『日本NPO学会ニューズレター』(08年12月号)、『ふぇみん』(2009年新年号)、『月刊ガバナンス』(09年1月号)、『債務と貧困を考えるジュビリー九州ニュースレター』(vol.27)、『現代農業』(09年2月増刊)、『サンデー毎日』(09年1月18日号)で紹介されました。で紹介されました。