『感じる食育 楽しい食育』
サカイ優佳子、田平恵美 A5判/定価=本体1400円+税
子どももおとなも五感を駆使しよう。多様なクイズ、給食や教科との連動、農とのつながり…役に立つ実践的な数多くのプログラムを紹介
◎書評 横浜市に住むフード・コンサルタントのサカイ優佳子さん(41)と田平恵美さん(45)が取り組む「食の探偵団」。何げなく口にしている食べ物を、クイズやゲームを交え、五感を意識して味わい、感じたことを言葉にして食の楽しみを広げようという企画だ。活動は02年から。最初は子ども向けだったが、参加した子どもの親などからの依頼にこたえるうち、最近は大人向けが多くなった。「感じたことを素直に表現するのは、大人の方が知識や情報に左右され難しいのかも。こうした体験で食べ物の新しい見方を発見してほしい」とサカイさん。活動をまとめた「感じる食育、楽しい食育」(コモンズ刊)を9月に出版した。(『朝日新聞』04年10月25日) ------- 料理の本に書いてある通りにつくったとき、味見をしない人。有名レストランの料理がおいしいと感じないとき、自分の味覚の方を疑ってしまう人。 最近、食に対して意識の低い人が目立つと著者は言います。「もっと自分の味覚を大切にしよう」と呼びかけ、食に興味を持つ方法を紹介しています。 卵を加熱するとき、いろいろ温度を変えてやってみるとどのように変化するのか試してみる、台所にある砂糖や塩、小麦粉、片栗粉などを目や手、鼻、舌などを使って当ててみるなどの方法をすすめています。 著者は、さまざまな角度から食を見直す講座「食の探偵団」を地域で開き、大人や子どもに食の楽しさを知ってもらおうと活動しています。(『朝日小学生新聞』2004年10月2日) ※そのほか、『ESQUE(エスク)』(2004年10月)、『Woman's EYE』(2004年10月号)、『教育家庭新聞』(04年10月16日)、『田園都市生活』(04年11月)、『Vibo la Vita』(04年11月号)、『ふぇみん』(04年10月25日号)、『朝日新聞』(04年10月25日)、『讀賣新聞』(04年11月8日、神奈川版)、『日本食糧新聞』(04年10月20日)、『COMO』(05年1月号)、『朝日新聞』(04年9月16日、神奈川県版)『埼玉新聞』(04年10月17日)、『びれっじ』(04年秋53号)、『オレンジページ』(04年12月17日号)『食べもの文化』(05年02月号)、『日本農業新聞』(08年9月15日)でも紹介されました。 ◎もくじ プロローグ こんにちは、食の探偵団です 第1章 食育って何だろう 1 食に興味をもとう 2 自分にとってのおいしさを大切にしよう 3 食を楽しめるようになろう 4 知識も増やし、変化を感じよう 第2章 五感をめざめさせよう 1 意識して、五感を研ぎ澄ます 2 私たちのオリジナルプログラム 身近な素材の味比べ@ 比較してみよう 身近な素材の味比べA 何からできてるの? 味わいの言葉と食べものの連想ゲーム 宇宙人に伝えてみよう じっくり観察し、ていねいに話す 食べものがおいしくなる不思議 自分の料理を描いて作ろう 自分でも作れる! 手作りに挑戦 香りあてクイズ 手触りクイズ 変幻自在レシピ(おとな版) おとなだけの味覚を楽しむ(おとな版) 自分だけのおいしいもの記録を作ってみよう 3 食の探偵団の一日 第3章 学校給食を上手に活かそう 1 教育としての学校給食 2 心と体を育てる給食 3 食べ方も工夫しよう 4 食べ方を育てない給食ではダメ! 第4章 いろんな教科と連動させよう 1 子どもの視野を広げる食育 2 こんな授業も、おもしろい 3 学校の外へ出よう、プロを呼んでみよう 第5章 農と食卓と世界をつなげてみよう 1 農業問題って、だれの問題? 2 食版「世界がもし100人の村だったら」 3 現実になるかもしれない食事 4 食の向こうの世界をのぞいてみよう エピローグ 食の向こうに世界が見える