『増補3訂
 健康な住まいを手に入れる本』

小若順一(生活評論家)・高橋元(建築家)・相根昭典(建築家)編著
A5判/236ページ
本体2200円+税
増補3訂版発行/2001年12月/累計18刷
(初版97年5月/増補改訂版99年7月)
ISBN-10: 490664046X
ISBN-13: 978-4906640461

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大好評の既刊に、住まいの環境ホルモン対策と安全な木材の選び方を加え病気にならない建て方、健康に配慮した壁紙・床材・塗料などの入手先や価格を紹介。新築にもリフォームにも役立つ1冊。


<目次>

はじめに
●第1章 家が人を病気にする   寺澤政彦
 1 家が原因の患者さんが増えてきた
 2 開業医の現場から
 3 健康な暮らしには住環境が大切
 
●第2章 住まいにあふれる毒性物質   槌田博
 1 室内には多くの発ガン物質が存在している
 2 建材にひそむ有毒な化学物質
 @ 合板・集成材
 A 木材・紙
 B 壁紙
 C 床材
 D 畳
 E 石材
 F スレート板
 G 塗料
 H 水道管・屋内配線
 3 インテリアにも気を配ろう
 4 火災で発生する致死性ガス

●第3章 住まいに用いられている環境ホルモン   小若順一
 1 環境ホルモンとは
 2 常識よりずっと危ない有機溶剤
 3 住まいに用いられている環境ホルモンのチェックリスト
 4 ダイオキシンは最優先して避ける

●第4章 こうすれば健康な住宅は建つ   足立和郎
 1 気候風土を尊重する
 2 自分に合った建材と暮らし
 3 人任せにしない

●第5章 あなたの住まいのリフォーム教えます   足立和郎
 1 リフォームする前に
 2 リフォームの効果的な方法
 3 壁と天井は安全なクロスに
 4 床のポイントは合板対策
 5 薬剤に頼らず、床下のシロアリを駆除する
 6 畳のリフォームは畳屋さんとの信頼関係から
 7 システムキッチンの有害物質の抑え方
 8 押入れや扉もなるべく合板やビニールクロスをはがす
 9 浴室・トイレは換気に十二分の配慮

●第6章 新築住宅・マンションの建て方・選び方   相根昭典
 1 マンションの正しい選び方
 2 新築マンションを仕様変更するコツ
 3 一戸建ての賢い建て方
 4 契約後の交渉のコツ
 5 コンサルタントの協力で一戸建ての内装変更が実現
 6 マンション完成四カ月前から交渉、一三〇万円で内装変更
 7 新築の仕様変更とリフォームの下準備

●第7章 安全な木材で快適な住宅   塩谷幸彦
 1 健康住宅には木材が欠かせない
 2 安全な木材を選ぶ六つのポイント
 3 安い木材の探し方
 4 国産材にこだわる理由

●第8章 エコロジー住宅が建った   岩泉好和+相根昭典+高橋元
 1 健康と地域環境に配慮した住宅づくり
 2 エコロジー住宅を実現するための基準
 3 内断熱と外断熱
 4 生命の循環を育む集落づくり
 5 エコヴィレッジを創る
 6 光と風がテーマの健康な住まい

●第9章 安全・安心な住まいづくり   高橋元
 1 バランスのとれた住まいづくりが大切
 2 住まいは自然風土に合わせる
 3 住まいは住む人に合わせる
 4 災害のことも忘れないように
 5 心をいやし、空気をきれいにする植物の働き
 6 地域と地球の環境を守る住まいづくり

●第10章 健康な住まいを手に入れる考え方   小若順一
 1 安上がりで健康的なエコロジー住宅
 2 食物アレルギーや花粉症も防げる
 3 自分のイメージを大切にする
 4 呼吸する木や土とともに生きる
 5 あなたの事情に合わせて本書を利用しよう

●第11章 すぐに役立つ情報一覧   住・環境と健康を考える研究会
 1 健康に配慮した建材と一般の建材の比較
 2 健康に配慮した建材のメーカー・販売先
 3 工務店・設計事務所の賢い選び方
 4 私たちがすすめる建築設計事務所
 5 建築のエコロジー化をめざす研究会・団体

●第12章 住まいの毒性物質事典   槌田博



<書評>

 
やすらぎの場を求めて新築、改築した我が家で健康を害する人が増えている。住宅の気密化が進む中、合板、床材、壁紙、塗料、さらに防虫、シロアリ対策などの化学物質による室内汚染が原因になっている。
 もはや住宅の建築材料も人任せにせず、細かくチェックしなくてはならない時代のようだ。この本は医師、化学者らが住居にはどんな有害物質が使われ、どのような健康被害をもたらすか、安全な家を持つためには、どういうところに注意し、原材料を選ばなくてはならないか、体系的、具体的に解説している。(『読売新聞』97年5月19日)
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家を建てたりリフォームしたりする際に、人体に有害な接着剤や防虫剤を使わずに内装を仕上げるには? 安全な内装材の入手先や、そうした建材を新しい家に実際に取り入れるための建築業者との交渉術など、健康的な家づくりのための実践的なノウハウをまとめた。著者は化学物質による健康被害の問題に取り組む市民グループの代表と建築家。(『中日新聞』97年5月20日)
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 住宅に使われる各種建材には有害な化学物質が使用されていることがあり、安心はできない。たとえば、合板に使用されているホルムアルデヒドなどの有機溶剤、畳の防カビ・防ダニ処理に使われる有機リン系の農薬成分、天然素材も発癌物質で防腐処理されている場合があるという具合。事実、ぜんそくの悪化や湿疹、頭痛など住宅が人間を病気にする事態も起こっている。
 本書は、住宅に使用される毒性物質を紹介しながら、新築、建て替え、リフォーム、あるいはマンション探しの際のコツや対策を詳しく、かつわかりやすく伝授する。有害化学物質の一覧表、安全な建材のリストもついて、懇切丁寧な構成。(『月刊現代』97年7月号)


※ほか、『北海道新聞』(97年5月18日)、『朝日新聞』(97年6月21日)、『東京新聞』、『毎日新聞』(97年5月31日)、『河北新報』(97年5月25日)、『日刊岩手建設工業新聞』(97年6月3日)、『POLANNEWS』(97年7月)、『日本住宅新聞』(97年5月25日)、『ハウジングトリビューン』(97年5月22日)、『ふぇみん』(97年6月5日)、『AERA』(97年6月16日)、『晨』(97年7月)、『北海道住宅新聞』(97年6月25日)、『アースデイニュース』(97年6月)、『月刊消費者』(97年7月)、『エコノミスト』(97年7月1日)、『新聞改造』(97年7月24日)、『健康ファミリー』(97年9月)、『日刊木材新聞』(97年8月12日)、『子どもとゆく』(97年10月)、『生活と自治』(97年10月)、『プチタンファン』98年2月)、『新文化』(97年10月2日)、『ふえみん』(08年1月1日号)などなどで紹介。


<読者からの感想
 新築に向けて、資料の一つとして購入しました。最初は難しい内容と思いましたが、実際、家を建てることになると、バイブルのように何度もめくっています。(主婦)

 塗り壁と壁紙の両方を製造しているメーカーの一員として、とても興味深く読ませていただきました。工法や工期を重視し、施工する立場で材料を選ぶことが多いこの業界ですが、本当に良いものを、力強く提案することの大切さを痛感しました。ありがとうございました。(41歳・男)

 アトピーの子を持つ親として、大変真剣に読ませて戴きました。このような化学物質に汚辱された環境は今や衣食住すべての領域にわたっており将来を危惧致しております。(34歳・女)