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< 目次 >
はじめに
第1章 子どもが育つ
生きものとのふれあい
五感が磨かれる
残さず食べる
真似して覚える
人工のものはいらない
何でも拾う
いつでも薄着
自然素材を使う
人の役に立つとうれしい
自然はどんな性格の子どもも育てる
けんかの奨励
初体験で決まる
できない子に合わせる
六感が育つ
道路の上にも小さな自然
第2章 親が育つ
なかよし会の朝
母がいないと子どもが伸びる
保育当番で親が育つ
自主運営だから仲間ができる
初めての畑づくり
少子化対策に貢献
子育てをする父たち
子育てで人生を二度生きることができる
けんかしながら親も育つ
共同生活は楽しい
第3章 社会とかかわる
保育の拠点を守る
地域の子育てのモデル
卒会後の母の旅立ち
第4章 のびのび育った子どもたち
あとがき
<書評より>
本書は1985年に作られた青空自主保育「なかよし会」の取り組みを紹介したもの。「なかよし会」の子供たちは、お弁当と着替えを持って鎌倉の自然の中に飛び込んでいく。みんな裸んぼうで、泥んこ。生きものをつかんで遊んで、体全体を使って自然の面白さを体験する。その中で子どもたちはけんかすること、お互いに助け合うことなどを学ぶ。そして親もぶつかりながら育つ。たくさんの子どもの写真入り。こういう保育に行きたい、行かせたい!
泥だらけになって遊ぶ、ケンカをして泣いている、自分より幼い子の手を引く。そこにはさまざまな表情が浮かび、単に「子ども」とひとくくりにはできない多様さがある。親は、保育当番となった際、そんな他人の子どもたちともかかわらねばならない。実は、そのことがとても重要なことだと分かる。著者は次のように説く。保育当番を経験することで、親の側の世界が広がり、人間性が豊かになる、と。子どもを育てることは親もまた育っていくことなのである。その当たり前のことが、他人の子どもたちとかかわることで認識できる。一人っ子家庭が増え、周囲に子どもそのものが見えなくなっている現在こそ、逆に「子育て」を見つめなおす良い機会なのかもしれない。(『朝日新聞』(08年4月25日夕刊)より)
近年、地方でも意識して子どもたちに自然と触れ合う機会を持たせる傾向が生まれている。/とすれば都市部では?となるが、本書はその答えのひとつだろう。1歳から3歳までの約30人の子どもを対象とした、青空自主保育「なかよし会」の活動と遠隔の報告書だ。/発足は1985年。特定の園舎はなく、週に2〜3回、お弁当と着替えをリュックに入れ、東京から電車で1時間ほどの鎌倉市の山野、川、海の自然に身を置き、元気良く遊ぶ。午前9時半から午後1時までの活動。親は交代で保育当番を務める。(中略)早期教育は知識の習得と引き換えに子ども本来のエネルギーを無理に抑え込み、後年になって反動が現れるのでは……と考えてきた私にとって、自然の中で生き生きと遊ぶ子どもたちの写真が満載の本書に多々、共感もした。第1期の卒業生は既に24歳。望ましい人間関係、進路に進んでいることも報告されたが、同会ではさまざまな理由での離婚家庭が現れていたことも触れる。/しかし、そんな中でも互いにさせあい、父親が保育当番を務めることに積極的になったり、地域との協力活動も行ったり、と同会は着実に成長してきた。/環境問題が叫ばれる中で昨日、今日発足したわけではない歴史の重みが尊く伝わってくる。『読売ウィークリー』(08年6月8日発売号)より
『ふぇみん』(08年4月25日)、『朝日新聞』(08年4月25日夕刊)、『日本農業新聞』(08年4月28日)、『読売ウィークリー』(08年6月8日発売号)、『クーヨン』(08年7月号)で紹介されました。
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