遺伝子操作食品の避け方〈シリーズ・安全な暮らしを創る6〉[2刷]

小若順一(食品と暮らしの安全基金事務局長)ほか 著
A5判/148ページ/本体1300円+税
2000年2月/978-4906640270

豆腐、サラダ油、ポテト製品、醤油、菓子……。安全な食品の見分け方を紹介。同時に、企業の動きや遺伝子操作技術の環境への影響を国内外の現場取材と最新データで検証し、封じ込め方法も明示。

目次

第1章 遺伝子操作食品の避け方
 1 表示義務化食品の避け方
 2 表示区分表は、こう読もう
 3 表示義務を免除された食品の避け方
 4 対応を始めたスーパーと外食産業
 5 安全な卵や肉の手に入れ方

第2章 遺伝子操作食品のここが問題だ
 1 遺伝子操作技術とは何か
 2 崩壊へ向かう「実質的同等」
 3 遺伝子レベルの安全性は科学的に未検証
 4 遺伝子操作した健康食品で38名の死者
 5 消えないアレルギーの不安
 6 殺虫性トウモロコシは環境にも人間にも有害
 7 自然界のルールを無視

第3章 崩壊を始めた遺伝子操作食品
 1 増加の一途をたどった90年代後半
 2 崩壊の芽をつくったヨーロッパの反対運動
 3 企業を動かした日本の反対運動
 4 アメリカでも高まる反対の声
 5 日本でも崩壊が始まった

第4章 非遺伝子操作作物市場の発生で揺れるアメリカ農家
 1 遺伝子操作作物が売れなくなる?
 2 分別流通が始まった
 3 こうすれば非遺伝子操作作物は広がる
 4 遺伝子操作作物は減っていくか?

第5章 遺伝子操作食品の原因を絶つ
 1 国際機関のルールで封じ込めよう
 2 食品の国際規格をつくるコーデックス委員会に公式参加
 3 WTOへ消費者の参加を要求していく
 4 各国の政策に影響を与えるOECDで主張する
 5 生物多様性条約で史上初の国際規制へ
 6 消費者と環境を守る国際機関・会議にするために

書評

書評オープン


 安全性をめぐって、国際的に論議さRている遺伝子組み換え食品について、具体的な「避け方」や社会的動向を解説した本。この問題に早くから警鐘を鳴らした市民団体のスタッフが、各国の規制や表示の現状、主な栽培国アメリカの農業への影響など、幅広い取材の成果をまとめた。
ここまで避ける必要があるの? と疑問を持つ人もいるだろう。その是非は別として、多くの食料・飼料を輸入に頼り、国産品でさえ原料の毒性が分からないほど加工を重ね、添加物に依存していることを見直すうえでも、興味深い資料だ。

『朝日新聞』福岡版(2000年3月28日より)


※そのほか、『朝日新聞』(00年3月16日)、『朝日新聞』(大阪版、00年3月18日)、『中日新聞』(00年3月12日)、『消費生活新報』(00年3月)、『クーヨン』(00年5月)、『田舎暮らしの本』(00年5月)、『夕刊フジ』(00年6月10日)、『日本農業新聞』(00年4月3日)、『福島民報』(00年4月6日)、『ふぇみん』(00年6月15日)などで紹介されました。