幸せな牛からおいしい牛乳[4刷]

中洞正 著
四六判/192ページ/本体1700円+税
2007年3月/ISBN 978-4861870309

広い牧場に放牧され、自由に草を食べ、狂牛病とは無縁の牛たち。
ホンモノの味が高い評価を受けるビン入りの低温殺菌牛乳。
理想的な酪農と牛乳を実現し、他業種から注目を浴びる男の熱いメッセージ。

目次


第1章 わたしたちが飲んでいる牛乳

 1 日本の牛乳
 2 日本の乳業メーカー
 3 牛たちの環境
 4 牛乳の歴史と食生活の位置づけ

第2章 中洞牧場の牛たち
 1 今日も元気な放牧牛
 2 酪農人生のスタート
 3 理想の酪農と牧場をめざして

第3章 酪農家がつくった小さな牛乳プラント
 1 直売に踏み切る
 2 自前の牛乳プラントをつくる
 3 愛飲者たちの声

第4章 これからの日本の酪農
 1 自然放牧への転換
 2 中洞牧場が提案する日本型酪農
 3 いのちを大切にする社会をめざす自然放牧

おわりに

書評

書評オープン


厳冬の冬を含め、1年中放牧、野芝主体で冬は干し草を食べ、輸入飼料は一切与えない。搾乳の時間になると、山から下り、絞ったら帰っていく-。自然放牧酪農を貫く。そして小さな牛乳ブランドを立ち上げ、63度30分の低音殺菌牛乳を直売する。自然な育て方と草の飼料だから、年間通し均質な成分にならない。風味を最優先した瓶詰め「四季むかしの牛乳」が消費者から好評だ。
反骨の酪農家が自らの酪農と牛乳にかける熱い思いを語る。

『日本農業新聞』(2007年3月19日より)


『日本農業新聞』(14年4月13日)、『朝日新聞』(07年4月12日)、『畜産コンサルタント』(07年5月号) 、『tTHE SHAKAI SHIMPO』(07年5月16日)、『農業共済新聞』(07年5月16日)、『出版ニュース』(07年5月号)、『酪農ジャーナル』(07年6月号)、『食べもの文化』(07年9月号)、『ガバナンス』(07年9月号)、『BOOK CLUB KAI』(vol.76、09年冬号)で紹介されました。

※『日本経済新聞』(12年8月18日)で、中洞正さんのインタビュー記事が掲載されました。