KULA(クラ)──貝の首飾りを探して南海をゆく

市岡康子 著
A5判/298ページ/本体2400円+税
2005年12月/ISBN 978-4861870149
※第2537回 日本図書館協会選定図書

マリノフスキーの名著『西太平洋の遠洋航海者』でその名を知られた「クラ」。
ニューギニアの島々で行われている、貝の装飾品の儀礼的な交換のことで、首飾りと腕輪を求めて、島から島へ、カヌー船団が遠洋航海に挑む、男たちの神秘的で勇壮なイベントである。

目次

まえがき

第1部 ムワリのクラ
 第1章 トロブリアンド諸島へ
 第2章 ムワリのクラ
 幕間

第2部 バギのクラ
 第1章 クラ出発の一報来る
 第2章 バギはいずこ?──探索旅行の日記から
 第3章 クラ航海記
 第4章 バギを待つ
 第5章 バギを受け取る
 第6章 シナケタ村への帰還

エピローグ

書評

書評オープン


『東京新聞』(06年1月22日)、『中日新聞』(06年1月22日)、共同通信配信『沖縄タイムス』(06年2月25日)、『福島民友』(06年2月26日)、『中国新聞』(06年2月26日)、『放送文化』(06年3月春号)、『下野新聞』(06年3月4日)、『河北新聞』(06年3月5日)、『信濃毎日新聞』(06年3月5日)、『神奈川新聞』(06年3月5日)、『京都新聞』(06年3月12日)、『佐賀新聞』(06年3月19日)で紹介されました。