甘いバナナの苦い現実(石井正子編著)

石井正子編著、アリッサ・パレデス・市橋秀夫・関根佳恵・田坂興亜・田中滋・野川未央著
四六判、364ページ 予価=本体2500円+税
ISN978-4-86187-167-2 C0036 8月刊行予定

日本人がもっとも多く食べている果物バナナ。その主な輸入先のフィリピン・ミンダナオ島では、農薬の空中散布による健康被害や不公正な多国籍企業の活動が目立つ。栽培・流通の知られざる現状を詳細に描き、エシカルな消費の在り方を問いかける。

目次

序章  そんなバナナ!?――意外に知らないバナナの話 石井正子
第1章 ミンダナオ島で輸出用バナナが作られるようになるまで 石井正子
第2章 フィリピンでバナナはどう作られているのか 石井正子/アリッサ・パレデス
第3章 バナナ産業で働く人たちの現実 石井正子/田中滋
第4章 バナナ園の農薬散布――毒か薬か 田坂興亜/アリッサ・パレデス
第5章 多国籍アグリビジネスの再編と新たな「規制」枠組み   関根佳恵
第6章 バナナが食卓に届くまで――サプライチェーンの徹底解剖  市橋秀夫
第7章 私たちはどう食べればよいのか――エシカルな食べ方へ 市橋秀夫/野川未央

編著者プロフィール

石井正子(いしい・まさこ)

1968年生まれ。立教大学異文化コミュニケーション学部教授。専門はフィリピン地域研究。主著『女性が語るフィリピンのムスリム社会――紛争・開発・社会的変容』(明石書店)。